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プクっと一句 〜ドラクエ10 俳句ブログ〜

アストルティアの風景と共に大好きな俳句を紹介します


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今週のピラミッド(3/19〜)
アンク2層/ブローチ1層


毎日の朝寝とがむる人もなし

毎日の朝寝とがむる人もなし 松本たかし

菫程な小さき人に生れたし

菫程な小さき人に生れたし 夏目漱石

春分の日のわが影と門を出づ

春分の日のわが影と門を出づ 片山由美子

毎年よ彼岸の入に寒いのは

毎年よ彼岸の入に寒いのは 正岡子規

鳥帰る無辺の光追ひながら

鳥帰る無辺の光追ひながら 佐藤鬼房

外にも出よ触るるばかりに春の月

外にも出よ触るるばかりに春の月 中村汀女

蜥蜴出て既に朝日にかがやける

蜥蜴出て既に朝日にかがやける 山口誓子

卒業証書巻けば望遠鏡塔も見ゆ

卒業証書巻けば望遠鏡塔も見ゆ 山口青邨

せせらぎや駈けだしさうに土筆生ふ

せせらぎや駈けだしさうに土筆生ふ 秋元不死男

麗かや野に死に真似の遊びして

麗かや野に死に真似の遊びして 中村苑子

潮引く力を闇に雛祭

潮引く力を闇に雛祭 正木ゆう子

しやぼん玉独りが好きな子なりけり

しやぼん玉独りが好きな子なりけり 成瀬櫻桃子

みんな夢雪割草が咲いたのね

みんな夢雪割草が咲いたのね 三橋鷹女

千里より一里が遠き春の闇

千里より一里が遠き春の闇 飯田龍太

借りて來し猫なり戀も付いて來し

借りて來し猫なり戀も付いて來し 中原道夫

春の海ひねもすのたりのたりかな

春の海ひねもすのたりのたりかな 与謝蕪村

帰りなん春曙の胎内へ

帰りなん春曙の胎内へ 佐藤鬼房

春めきてものの果てなる空の色

春めきてものの果てなる空の色 飯田蛇笏

落椿われならば急流へ落つ

落椿われならば急流へ落つ 鷹羽狩行

病にも色あらば黄や春の風邪

病にも色あらば黄や春の風邪 高浜虚子

その年は二月に二回雪が降り

その年は二月に二回雪が降り 上田信治

一枚の餅のごとくに雪残る

一枚の餅のごとくに雪残る 川端茅舎

人は影鳥は光を曳きて春

人は影鳥は光を曳きて春 永方裕子

春浅し空また月をそだてそめ

春浅し空また月をそだてそめ 久保田万太郎

節分や海の町には海の鬼

節分や海の町には海の鬼 矢島渚男

再びは生れ来ぬ世か冬銀河

再びは生れ来ぬ世か冬銀河 細見綾子

春を待つおなじこころに鳥けもの

春を待つおなじこころに鳥けもの 桂信子

日脚伸ぶ夕空紺をとりもどし

日脚伸ぶ夕空紺をとりもどし 皆吉爽雨

標無く標求めず寒林行く

標無く標求めず寒林行く 高柳克弘

誰そ彼をいちはやく知る氷柱かな

誰そ彼をいちはやく知る氷柱かな 中原道夫

闇寒し光が物にとどくまで

闇寒し光が物にとどくまで 小川軽舟

夢の世に葱を作りて寂しさよ

夢の世に葱を作りて寂しさよ 永田耕衣

月一輪凍湖一輪光りあふ

月一輪凍湖一輪光りあふ 橋本多佳子

雪まみれにもなる笑つてくれるなら

雪まみれにもなる笑つてくれるなら 櫂未知子

未来ひとつにひとつ餅焼け膨れけり

未来ひとつにひとつ餅焼け膨れけり 大野林火

一本の矢が音となる弓始

一本の矢が音となる弓始 吉原一暁

一月の川一月の谷の中

一月の川一月の谷の中 飯田龍太

すぐ次の駅までのこと初電車

すぐ次の駅までのこと初電車 下村梅子

さまざまに世を捨てにけり歌かるた

さまざまに世を捨てにけり歌かるた 綾部仁喜

ひび割れをうしろへ廻す鏡餅

ひび割れをうしろへ廻す鏡餅 嶋田麻紀

挨拶の鸚鵡返しや三ヶ日

挨拶の鸚鵡返しや三ヶ日 中村苑子

昨日とおなじところに居れば初日さす

昨日とおなじところに居れば初日さす 桂信子

またたきておほつごもりの燈なりけり

またたきておほつごもりの燈なりけり 七田谷まりうす

年惜しむ眼鏡のうちに目をつぶり

年惜しむ眼鏡のうちに目をつぶり 鷹羽狩行

数へ日を旅して橋の上にあり

数へ日を旅して橋の上にあり 大串章

星々にことごとく名やクリスマス

星々にことごとく名やクリスマス 石田郷子

てつぺんの星が傾げる聖樹かな

てつぺんの星が傾げる聖樹かな 黛まどか

山国の虚空日わたる冬至かな

山国の虚空日わたる冬至かな 飯田蛇笏

粕汁にあたたまりゆく命あり

粕汁にあたたまりゆく命あり 石川桂郎

テーブルの蜜柑かがやきはじめたり

テーブルの蜜柑かがやきはじめたり 鳴戸奈菜