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プクっと一句 〜ドラクエ10 俳句ブログ〜

アストルティアの風景と共に大好きな俳句を紹介します


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今週のピラミッド(4/23〜)
アンク9層/ブローチ5層


鞦韆に腰掛けて読む手紙かな

鞦韆に腰掛けて読む手紙かな 星野立子

蛍烏賊食べても光らない体

蛍烏賊食べても光らない体 近恵

天上大風地上に春の花きそふ

天上大風地上に春の花きそふ 角川源義

天上に昇らむと蝶生れけむ

天上に昇らむと蝶生れけむ 石原八束

蜃楼青き一郭より崩る

蜃楼青き一郭より崩る 大石悦子

チューリップ喜びだけを持つてゐる

チューリップ喜びだけを持つてゐる 細見綾子

生涯は一度落花はしきりなり

生涯は一度落花はしきりなり 野見山朱鳥

初恋のあとの永生き春満月

初恋のあとの永生き春満月 池田澄子

たんぽぽや長江濁るとこしなへ

たんぽぽや長江濁るとこしなへ 山口青邨

虚子の忌を明日にぞくぞく海に星

虚子の忌を明日にぞくぞく海に星 波多野爽波

小鳥の巣二本の枝にしつかりと

小鳥の巣二本の枝にしつかりと 高野素十

さまざまのこと思ひ出す桜かな

さまざまのこと思ひ出す桜かな 松尾芭蕉

酔生と夢死の境の四月馬鹿

酔生と夢死の境の四月馬鹿 石原八束

春の鳶寄りわかれては高みつつ

春の鳶寄りわかれては高みつつ 飯田龍太

絵巻物拡げゆく如春の山

絵巻物拡げゆく如春の山 星野立子

人はみななにかにはげみ初桜

人はみななにかにはげみ初桜 深見けん二

昼ふかき囀りやがて夢となる

昼ふかき囀りやがて夢となる 古賀まり子

毎日の朝寝とがむる人もなし

毎日の朝寝とがむる人もなし 松本たかし

菫程な小さき人に生れたし

菫程な小さき人に生れたし 夏目漱石

春分の日のわが影と門を出づ

春分の日のわが影と門を出づ 片山由美子

毎年よ彼岸の入に寒いのは

毎年よ彼岸の入に寒いのは 正岡子規

鳥帰る無辺の光追ひながら

鳥帰る無辺の光追ひながら 佐藤鬼房

外にも出よ触るるばかりに春の月

外にも出よ触るるばかりに春の月 中村汀女

蜥蜴出て既に朝日にかがやける

蜥蜴出て既に朝日にかがやける 山口誓子

卒業証書巻けば望遠鏡塔も見ゆ

卒業証書巻けば望遠鏡塔も見ゆ 山口青邨

せせらぎや駈けだしさうに土筆生ふ

せせらぎや駈けだしさうに土筆生ふ 秋元不死男

麗かや野に死に真似の遊びして

麗かや野に死に真似の遊びして 中村苑子

潮引く力を闇に雛祭

潮引く力を闇に雛祭 正木ゆう子

しやぼん玉独りが好きな子なりけり

しやぼん玉独りが好きな子なりけり 成瀬櫻桃子

みんな夢雪割草が咲いたのね

みんな夢雪割草が咲いたのね 三橋鷹女

千里より一里が遠き春の闇

千里より一里が遠き春の闇 飯田龍太

借りて來し猫なり戀も付いて來し

借りて來し猫なり戀も付いて來し 中原道夫

春の海ひねもすのたりのたりかな

春の海ひねもすのたりのたりかな 与謝蕪村

帰りなん春曙の胎内へ

帰りなん春曙の胎内へ 佐藤鬼房

春めきてものの果てなる空の色

春めきてものの果てなる空の色 飯田蛇笏

落椿われならば急流へ落つ

落椿われならば急流へ落つ 鷹羽狩行

病にも色あらば黄や春の風邪

病にも色あらば黄や春の風邪 高浜虚子

その年は二月に二回雪が降り

その年は二月に二回雪が降り 上田信治

一枚の餅のごとくに雪残る

一枚の餅のごとくに雪残る 川端茅舎

人は影鳥は光を曳きて春

人は影鳥は光を曳きて春 永方裕子

春浅し空また月をそだてそめ

春浅し空また月をそだてそめ 久保田万太郎

節分や海の町には海の鬼

節分や海の町には海の鬼 矢島渚男

再びは生れ来ぬ世か冬銀河

再びは生れ来ぬ世か冬銀河 細見綾子

春を待つおなじこころに鳥けもの

春を待つおなじこころに鳥けもの 桂信子

日脚伸ぶ夕空紺をとりもどし

日脚伸ぶ夕空紺をとりもどし 皆吉爽雨

標無く標求めず寒林行く

標無く標求めず寒林行く 高柳克弘

誰そ彼をいちはやく知る氷柱かな

誰そ彼をいちはやく知る氷柱かな 中原道夫

闇寒し光が物にとどくまで

闇寒し光が物にとどくまで 小川軽舟

夢の世に葱を作りて寂しさよ

夢の世に葱を作りて寂しさよ 永田耕衣

月一輪凍湖一輪光りあふ

月一輪凍湖一輪光りあふ 橋本多佳子